●古民家の佇まい
南側の前庭と北側の竹林を整備し、住宅と一体感を持たせ、景観・通風・採光が活きる心地よい空間とした。茅葺屋根の原形を尊重し、古民家本来の美しさを取り戻すように外装・内装を改修した。
●快適な生活空間として
耐震補強・断熱改修を行い、ダイニングキッチンや水回りを東側に集中配置し、バリアフリーで快適な住空間とした。 |
●地域のシンボル・再生
陸前浜街道と奥州街道を繋ぐ「塩の道(県道)」に面して、2棟の土蔵と赤瓦の高麗門が独自の景観を創っている。
昭和初期に建てられ、地域のシンボルとして親しまれていた土蔵は震災で大きな被害を受けたが、平成28年に国登録有形文化財に認定され、歴史を継承しながら地域に開かれた郵便局として再生した。 |
●旧小高城本丸跡・野馬懸の舞台
相馬小高神社は旧小高城本丸跡に鎮座している相馬三社の一つ。創建は1326年で、1611年に城が相馬の中村城(現相馬市の中村神社)に移るまで相馬氏の本拠地であった。「相馬野馬追(国指定重要無形民俗文化財)」の野馬懸は祭の3日目に行われる。
●震災の被害を受け新しく再建
2011年の東日本大震災による被害と老朽化により大きく傾いていたが、関係者一同の長年の要望を受けて旧絵馬殿解体跡に再建された。今後も絵馬殿・神輿殿の再建と参集殿の新設を目指している。 |