今回の優秀作品として、4校の高校から12名の生徒さんが表彰されることなりました。表彰を受けられた皆様、誠におめでとうございます。主催者であります株式会社福島建設工業新聞社と当一般社団法人福島県建築士事務所協会を代表してご挨拶申し上げます。

　さて、本表彰は平成20年からスタートし、今回で15回目となります。開催にあたりましては、福島県をはじめ県教育委員会、その他建築関係団体（下記）のご後援・ご協賛をいただきこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

　また、本表彰は、高校において3年間建築を学び卒業するにあたり、これからの建築設計業界を担っていく皆様を表彰するもので、表彰作品は各校において作品テーマに基づいて、設計趣旨、設計図、パースが作成されているかなどを審査し、特に優秀な作品として推薦されたものです。受賞された皆様は、建築はもとより、高校生として必要な学業の成果が評価されたものであり、3年間の努力に改めて敬意を表します。

　現在、建築業界を取り巻く環境は、コロナ禍や不安定な世界情勢から、大変厳しい状況の中にありますが、ピンチをチャンスに変えるのは、まさに皆様のような若い力・新しい創造力です。実は県内にはすばらしい、または面白い建築物がたくさんあって、当協会では福島県が開設した「ふくしま建築探訪」というWebサイト構築に協力しています。そちらもぜひご覧いただき「建築の力」を感じて「新しい創造」につなげていただきたいです。

　結びに、若い高校生の皆様は、これから実社会に、あるいは大学等と進路は異なりますが、更なる研鑽に励まれ、「これからの福島」を支えてくれる人材に成長されますことを期待しております。また、受賞された高校生はもとより、関係者の皆様の益々のご活躍とご発展を祈念しご挨拶といたします。